そしてさっそく…


「おはよ、瑠李」


「…おはよ」


聖が話しかけてきた。


「今日も可愛いね」


「ありがとう。嬉しくない」


聖は毎回うちにこう言う事を言ってくる。


「何で?」


「だって、うち可愛くないし」


「瑠李は可愛いよ」


そう言って聖はうちに向かって微笑んだ。


「……」


「どした?もしかして照れてる?」


聖がイタズラな笑みでうちにそう言った。


「照れてない。聖に何て良い返そうか考えてるの」


「何て良い返してくれるの?」


「……うちのどこが可愛いの」


「え、それ良い返しになってないよ?」


「……」


「まぁ、しいて言うなら全部?」


「…嫌な奴」