「あのね桜‥」




「もう!いったいなに?」

「桜には転校してもらいまーす」

……―
「え゛!!」

「な、なんで?」


「ごめんねー桜‥またママ達アメリカの支社に行かなきゃならないの」

「今度はすぐに帰れそうにないから寮のある“帝国学園”に行ってね」



私の家は世界の財閥のトップである、
雛菊グループだから いつも小さい頃からママとパパは家に居なくて、大きな豪邸にいつも執事とメイドさん達だけで‥
少し寂しかった、けどぜんぜん寂しく無かったのは私の1つ上の双子のお兄ちゃんがいたから。