青い空



「夢がないのか?」


「まあそんな感じっすね~」


「そうか。何かあったら相談しなさい。戻っていいぞ」


「しつれーしましたー」


職員室を後にした


「あ~肩凝るわ~」


いやいや


お前、何もしてねえだろ


杉山とは中2の夏に出会った


急に近付いてきて、話し始めた


俺は完全無視したけど


杉山も俺に劣らず悪で


俺が悪辞めても杉山は悪だった、春まで


その後始末のために俺は愛想笑いを覚えた


全部杉山のせいなんだけどな


「あれ、どこ行くの?早井」


教室とは別の階段に足をかける俺


「どこって・・もちろん屋上」