部屋に入ると夏都が抱きついてくる 「すげー嬉しかった。ほんとに俺でいいの?」 夏都がなんだか可愛い。 「夏都じゃなきゃだめだってば」 ちゅっ そっと重なる唇。 離して夏都が口を開いた 「じゃ、お散歩行きますか?」 あたしは、大きく頷いた 「うん」 夏都は、何の抵抗もなく手を差し出してくる。 今日からパパにも隠すことなく堂々とくっつけるんだね そう考えるとなんだか幸せな気持ちになった。