あたしだけの執事さまっ!~お嬢様は鬼畜な執事がお好き~

はわはわしてるあたしの口元に、ふわり。


優しいキスが、降ってきた。


「~~~~久坂さんっ!!?」


「はい、かりんさん。これで契約完了です。」


へ~~~~?


パチパチ…。



手を叩く沢山のヒト。

北条さんや…ええっ?


「お祖父様…?」



「はい。ただいまを持ちまして、久坂とかりんさんの婚約を正式に認めます。」


って。


はいい~~~~?婚約パーティーへと向かう車の中。



あたしはぼんやりと、流れていく景色を見つめる。



さっきの優しいキスを思い返して。



そっと、唇を触る。




久坂さんと…。



婚約。



あたしが…。



今になってドキドキしてきた。



まさか、お祖父様の賭けだったなんて。



あたしが久坂さんを選ぶか、本気か。




試してたなんて…。キラキラ。



キラキラ。



世界が輝いていく。



久坂さんとあたしの、婚約パーティー。



沢山のヒトに祝福されて。




ねぇ。



あたし今、幸せかなぁ?



日本の偉いヒトとか沢山沢山、あたしに挨拶してく。




久坂さん。



久坂さん。