あたしだけの執事さまっ!~お嬢様は鬼畜な執事がお好き~

「おや?お嬢様……。眠れないのですか?」


久坂さんが廊下を歩いてくる。



あ。



洗濯物を持ってる。



まだ仕事なんだぁ。



「久坂さん……。」



「ふふふ。明日、楽しみですね?お嬢様?」


「はい……。あのっあたし、デートなんて本当に……初めてで……。」



あたし、赤面。



「それでちょっと~~……。」



フッ……。



久坂さんが笑う。



「ホットココアを飲みませんか?牛乳が苦手なお嬢様にも、美味しく召し上がれます。」「え?でも…………。お仕事まだまだなんでしょう?」



久坂さん。



忙しそうだもん。



邪魔なんて……。



「おや?お嬢様?私の仕事は、お嬢様のお世話ですよ。」




久坂さんが、笑う。




「眠れなくて1人悩んでいらっしゃるお嬢様を、このままにしてはおけませんよ。」



ウインクする。



ドキドキ~~……。



やっぱり、イケメンさんだなぁ。
ふわふわ。



久坂さんが作ってくれたココアから、温かな湯気が上がる。



あたし、久坂さんの隣で。



フウフウ。



冷ましながら、飲む。