あたしだけの執事さまっ!~お嬢様は鬼畜な執事がお好き~

「きゃはははっ!あんっ!ちょっと…ひゃうっ!」



湯着に着替えて、泡立てたバスの中。


あたしは今。



沢山のフットマンさんと、久坂さんに身体中と髪の毛を洗われている…。


「うひゃひゃ~っ!そっそこはダメぇ~っ!」




「…お嬢様。本当に、くすぐったがりですねぇ。」


久坂さん、苦笑してるけどっ!



「だって…あんっ!そんな…。だってぇ~。気持ち良い…」


クス。


久坂さんが、小さく笑う気配がした。


「まだまだ。先は長いですよ?お嬢様?」

はぅぅ~。



だっ。


ダメだぁ。



久坂さん、イケメン過ぎて。



心臓バクバク…。



くっ苦しい…。



「…。湯中りですね。」



ヒヤリ。



おでこに冷たく冷やした、タオル。



気持ち良い…。



はぅん。



ちょっと待って?




これからあたし。




こんなんで、生きて行けるのぉ~っ!?




気を失ったあたしの身体が。



フワリ。




浮かぶ。




あ。




久坂さん、だぁ。




だって、間違えないよ。




「お嬢様。本当にこれからが、楽しみですよ。ふふふ。」