I think so.

ジュリさんはやはり現代ギリシア語で色々な事をまくしたて、あたしの頬にキスをした。


そしてなんとレオの頬にもキスをして去っていった。


「何だ何だ・・・?」

若干キレ気味のレオがキスされた頬を手で押さえながら言う。


「・・・はぁ・・・まず今日はお前の家行くぞ」

「・・・は!?」


最近なんて、荷物とってこいとか言われない限り全然家に帰ってない。

週のうち最低でも4日はレオの家にいる。



「何でも、だ」



え・・・と思いつつ何も言えないあたし。軽くレオを睨み付けると、レオがさらに機嫌の悪そうな顔でガシッとあたしの腕をとった。


突然の事に、よろけてしまうあたし。



「ち・・・ちょっとっ」

レオの膝に座らされるあたし。だけどがっちり腰に手を回されているせいで身動きなどとれない。