普段は冷静なレオが、もっていた体温計を落とした。



ふわっとした暖かい風が吹いて、レオがベッドに座っているあたしの肩に顔を埋め、腰に手を回す。


抱きしめられてる・・・っていうのかな、コレも。



「俺・・・お前の事構ってなきゃ落ちつかねぇんだ」



「・・・うん」



「風邪うつるかもなぁ」



低く甘い声で、耳元でそう囁いた後、レオはもう一度唇を重ねた。