ナツリさんに服を借りたあたしは、レオの家の階段を下りて痛感した。
ここ、普通の家じゃないでしょ。
何コレ?
「レオって金持ち?」
そう聴いたのだが、何故か機嫌の悪いレオの耳にはあたしの声は届いていなかったのか、それともわざとなのか、無視された。
多分、レオの機嫌が悪いのは、ナツリさんのせい。
「そーなのー!それでね、あたしもジュリの言うとおりだと思うんだけど・・・そうそう!それでさ、超可愛くて!」
携帯片手にソファに座りべらべらと喋るナツリさん。
「行くぞ」
すぐ後ろからあの低い、(そして機嫌の悪い)声がしたので、あたしは少し驚き、玄関へ向かった。
ここ、普通の家じゃないでしょ。
何コレ?
「レオって金持ち?」
そう聴いたのだが、何故か機嫌の悪いレオの耳にはあたしの声は届いていなかったのか、それともわざとなのか、無視された。
多分、レオの機嫌が悪いのは、ナツリさんのせい。
「そーなのー!それでね、あたしもジュリの言うとおりだと思うんだけど・・・そうそう!それでさ、超可愛くて!」
携帯片手にソファに座りべらべらと喋るナツリさん。
「行くぞ」
すぐ後ろからあの低い、(そして機嫌の悪い)声がしたので、あたしは少し驚き、玄関へ向かった。

