ミステリー・サスペンス
小高 夏音/著

- 作品番号
- 572341
- 最終更新
- 2011/04/06
- 総文字数
- 248
- ページ数
- 1ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 19
- いいね数
- 0
私はきっと忘れることはない。
あの鼻にこびりつくような雨の臭いも
視界いっぱいに広がる血の赤色も
黒髪に返り飛んだ、まだ生暖かい、お母さんの血も…。
包丁をもっている右手がまるで鉛のように重かった
今の私は、生きる意味も生きる理由もないのです。
だってたった今、生きるためにたった一つの必要なものを無くしたから。
私が生きる意味などないのです。
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