心のどこかで
こうしてもらいたいと
願っていた。



「好きだよ...祥子...」



彼の抱きしめる力が
どんどん強くなる。



ああ...
やっぱり私も
好きだったんだ...



彼の胸の中で
はっきり気持ちが分かった。



「私も...貴之が好き...」



そして初めてキスをした。