それは午後の数学の時間。




担当は早瀬だった。





女子が早瀬に熱い目線を送っているなか、あたしはずっと窓の外を眺めていた。




耳を澄ませば「かっこいい」だの「素敵〜」だの…。




本当にいい迷惑だよ…。