「着いたぞ。」





気が付くといつの間にか静かな住宅街に着いていた。




目の前には大きなマンション。





「ここ…どこなの?」





「俺ん家。」





「はぁ!?ストーカーの次は誘拐?」





「なっ!!ちげぇし…。俺はただ帰りたくない理由を聞いてやろうと思っただけなのにさ。」





「それはどーも。でもあたし一切話す気ないから。それに、あの場でも話なら出来たでしょ!?」





「だって外は寒いだろ?それに…なんか重い悩みあんだろ?取り合えず、冷えるから…なにもしないから来いよ。」