はちみつキャンディ

―放課後―


「さっきはありがとー!!!」

潤太はさっきからずっと“ありがとう”っていってる。

「別にいいってば」

「なんかお礼させて!」

「えー、別にいいよ」

「そう・・・、ごめん・・・」

潤太は泣きそうになっている。

「はいはい。じゃあさ、ミスドおごってよ」

潤太の顔がぱあっと輝いた。

「うん!」

ったく、そんなことしなくてもいいのに。


「♪~♪~♪~♪~」

潤太は鼻歌を歌っている。


と、急に男の声がした。

「君、可愛いね!俺とどっかいかない?」

例によって例のごとくナンパだ。

「いきません」

あたしがかわりに答えた。

にっこりと微笑んで。