はちみつキャンディ

「うえぇ゛・・・」

遼介は腹を抱えて膝をついた。

それと同時に

ちょうど本鈴が鳴った。

「女だからって舐めないでよね」

あたしはいって、立ち去った。

教室に戻ると友夏がかけよってきた。

「雅っ!」

「あー、友夏」

あたしは笑った。

「どこいってたの?」

怒ってるってよりは興味しんしんって感じ。

「秘密」

「帰りに教えてくれるんだよね?」

友夏はつめよる。

有無をいわせないオーラが漂ってくる。

「はいはい、わかってます」

あたしは両手をあげた。

「そうそう、知ってる?」

友夏はいきなり話題をかえた。

「なにが?」

『知ってる?』なんていわれても困る。

主語がないんだよ。

主語が。

「潤太のことなんだけど・・・

キーン コーン カーン コーン

・・・ったく、いいところで!じゃぁ、帰りに話すね」

友夏が話してるところで予鈴が鳴った。

そして友夏はさっさと席に戻った。