愛しているから、さようなら!【BL】


目のふちに浮かんだ水分を拭うように
目元へと口づけられたりしている。

軽口を叩きながらも、
ずっと眉をしかめてる彼の顔を見ていると
ちょっと浮きかけた後悔や何かは消え去った。


逆に嬉しくなったりして、
余計に出てくる涙に、彼が慌てたり
どうにか宥めようとしてきた。

……違うんだよ。


おかしくなって、笑うと、彼も笑った。