僕の状態が落ち着いた頃、 再びいたる所に唇が落とされはじめ、 そこでふと思った。 ……この後、何をするんだろう? 大体の想像はつくけれど。 「あのさ」 「どうした?」 彼は顔を上げた。 「その……あれ?最後まで?するの?」 クエスチョンマークが多い問いに、 できれば。と、彼は答えた。 「……すごい不安なんですけど」 「ちょっとは勉強したから」 何の勉強?と、ちょっと尋ねたい。 でもやめておこう。 多分、答えを聞いたら、 居た堪れなくなりそうだから。