「触られるの嫌じゃないけどっ、」 吐き出すように言うと、 彼は顔を上げてこちらを見た。 「ぼ、僕だって触りたい」 言い終えて息をつくと彼は目を見開いて、 そして、笑った。 「顔真っ赤でめちゃくちゃ可愛い!」 言いながら腰に抱き着いてくる。 「あー、もー! 触りたいんならいくらでもいいから!」 背中に手を回して抱き着いたかと思ったら 脇腹とかを撫でまわしてきて、 一体この状態でどうしろと言うのだろうか。