愛しているから、さようなら!【BL】


「……納得はしたけど、こういうのは
 順序って物があるんじゃないかな」

「告白して、両想いなって、
 キスもしてるし、風呂入ったし……
 まだ押し倒しちゃ駄目なの?」

キスマークつけたりもしたじゃん。
彼はそう言った。


「それは、前の事じゃないか」

「うん」

「……告白する前じゃん……」

キスなら今日もしたけれど。

そう言うと、彼は、乙女チックだなーと、
茶化すように笑っている。


「悪い?」

「ゴメン、じゃあ最初からやり直そうか」

言いながら彼は僕を起こして、
おでこに唇を落としてきた。