数回似たような事を繰り返し、
結論:若干揉めない事も無い を出し
こっちは若干痛いけれど、
それで納得したかと安心していると
「何するの?!」
「大丈夫だって」
彼は胸の突起を指でいじり始めた。
……何がどう大丈夫なんだ。
「やめてよ」
「さっきはいいって言ったもん!」
もんって!最高に可愛くない!
しかし、了承したのか。
上の空だったとはいえ、約束だ。
断ると後で彼の機嫌を直すのが大変だ。
怒りはしなくても拗ねられると面倒だし、
のちのちさらに難易度が上がって
何かを言われる事もある。
別に特に意識しなきゃ、
こんな事なんでもないだろう。
よし、耐えるんだ僕。
「何考えてんの?」
「別に、女の子じゃないし
僕で試して何の意味があるのかなって」
そう答えると、彼はにやりと笑って
「……男でも感じるらしいよ?」
触ったまま、そう言った。
「へー、そうなんだー」
平然として言う僕に、
つまんなそうな顔を見せた。
どんな反応が望みだ!
しばらくいじり続けていたけれど、
無反応に飽きたのか、手を放した。



