愛しているから、さようなら!【BL】



まあ、キスなら。

いつもしてるし。


なので頷いて彼の顔に近づいた。


唇同士が触れると、
彼のそれが開き、舌が誘い入れられる。

いつもと逆だ。



触れたらすぐに終わりだなんて、
今さらそんな事、思ってはいない。

それに、いつもは僕の口内を
好きにされているけれど、
今は逆だ。

もしかしたら、僕が主導権を握れる?


だけどそんな考えは、
すぐに打ち砕かれる事になった。