愛しているから、さようなら!【BL】



「……嘘だよ」

「へ?」

「じょーだん!
 だからそういう顔すんなって、
 ……ああもう!」

我慢してんのに!と、
僕の頬を引っ張りながら彼が言った。


……冗談?


呆気にとられていると、
そのままの状態で彼が言った。


「キスして?」


そうして手が離された。