響く歌


「なんだなんだ??」

「ねぇ、この人達…」

その人は原田と沖田の言葉を無視して、腰の刀に手をかけた。
そして浪士達を見ながら刀を抜いた。

「俺達相手にやるつもりか??」

「いちいち聞かんくても見て分かるやろ??」

「この人数相手にか…」

そう、回りはたくさんの浪士に囲まれていたのだ。