━━━━木原俊目線━━━━
ピシッ!
足元にあった木の枝が狙撃され、弾ける。
僕はヌシと慎君が戦っている所に行くために走っていたんだけど、いきなり現われたグラサンでオールバックの明らかに怪しい男に追い掛けられ、挙げ句の果てに銃弾を避けるために大木の裏に隠れている。
まぁその威力じゃぁ木に隠れている間は安全だけど、このままじゃ助けにいけれない…
「殺す気なんてないんだろ?
僕を行かせてくれ!」
僕は怒鳴った。
姿を隠した敵がどこにいるか気になったんだ。
あいつは木陰から撃ってきている。
バババババババババババ!
なっ!!
急に勢いがついた銃弾が、大木を削っていく。
これじゃぁまるでマシンガンじゃないか!?
何丁持ち歩いてんだよ!!
僕は服装を浅葱色の羽織に代え、今にも倒れそうな木から高速で離れた。
このまま逃げ切る!!
ズガーン!!
今度は爆音が響き、僕の鼻先を巨大な鉄球が通過し、木を薙ぎ倒した。
た、大砲?
僕は逃げることを諦め、敵と対峙した。

