『木原俊様、これからあなたに質問をします。
正しい答えが出てくれば、あなたは本物、間違った答えが出てきたなら、偽物と判断します。』
赤いタクティカルベストを着た武装兵がある無表情で言った。
つまり、合言葉か…
「もし間違った場合は?」
僕は生唾を飲んだ。
『正しい答えが出てこなければ、あなたを敵とみなし、射殺します。』
わぉ…
アメリカン!…
って…間違ったら殺されるのかよ…
「大丈夫だ。
本物の俊なら必ず正解する。」
紘佑は風斬を握る手に力を入れた。
『では、問題です。』
ついに来る…
『私の名前は何でしょう?』
は?
知るかぁ!!!
そんなのわかるわけがない!
どこかで誰かが言っていたのか?
僕は記憶を巻き戻し始めた。
ダメだ…
わからない…
顔からしてマイケルっぽいけど…
いや、アーノルドかな?
いや、もしかしたら渋虎とかかも…
『あと5秒…』
な!!
制限時間あったのかよ!!
やばい!!!
このままじゃ殺される!!
考えろ…
正しい答えを…
正しい答え…
そうか…
名前を答えることが正しい答えとは限らないんだ!!

