ガサッ……
前方の茂みが揺れ、僕は剣に手を置く。
もしかしたらさっきのプレイヤーかもしれない…
トクン!……トクン!……
心臓が暴れている。
そして、茂みからは銃口が出てきた。
撃たれる!!!
僕は反射的に辺りを見渡した。
逃げ道を探さないと!!
しかし、前後左右どこを見ても、銃口が僕を狙っていた。
囲まれている………
逃げるなら上か……
正面突破……
今飛んでも、全ての銃口が狙ってるから、一度振り切ったほうがいい…
僕は剣を納め、目を閉じた。
誠羽織
僕が念じると服はぐにゃぐにゃと姿形を変えていく。
そして、目を開けると僕の服装はガラリと変わっていた。
浅葱色の羽織を着、腰には刀。
新撰組の羽織だ。
新撰組の羽織はスピードが極端に上がる能力を持っている。
まぁ刀はただの刀だけどね…
僕は銃口と銃口の間に向かって走りだした。

