「…なぜだ?」
は??
誠はそれだけしか言わなかった。
「なぜこの男が安全だとわかる?」
あぁ、そういう事か…
確かに…
なんで麗華はこの男を味方にしても大丈夫だと思ったのか?
このお嬢様が一目惚れしたってことは無いだろうし…
何かあったに違いない…
「そんなこと…
決まっているじゃないですか!
ラクダ好きに悪人はいません!」
は??
ラクダ??
「あ…
それだけか?」
俺は他の答えを期待した。
しかし…
「それだけです。」
麗華は有無を言わせない表情で詰め寄ってきた。
マジかよ…
そんな根拠も何も無い理由で…
ラクダ……
恐るべし……
「ちなみに、私はあの長いまつげが…」
「あぁ、わかりますわ!
あのパチッとした目を…」
なんで盛り上がってんだよ!!
「確かに、こいつからは殺気を感じない…
敵ではないだろう…
少なくとも今は…」
誠はため息を吐くと共に、携帯を取り出した。
あぁあ…
完全に仲間にする流れかよ…

