嫌な感じだ…
これは?
俺は鳥肌が立つのを感じた。
慎もそれを感じてか、すぐにYESと言えないでいる。
「もぅ!
焦れったいなぁ!!
奏!手伝って!」
痺れを切らした加奈が動いた。
いや、女子たちかな?
「強行手段だね?★
嫌いじゃないよ★」
「私も手伝おう!
春も早く!」
「はぁい!
あれ?
神宝さんも?」
「五十嵐慎。
無駄な抵抗はやめろ!
射ぬくぞ!」
瞬く間に慎は4人の女子に押さえ付けられてしまった。
女子って…
こういう時の団結力半端じゃねぇな…
うん、女は怖いよ。
完全にロックされた慎は、刀を抜いた加奈の顔を真っ青な顔をして見上げていた。
「覚悟はいいかな?」
あれ?
気のせいかな?
加奈が悪魔に見える…
「いいよ〜!
やっちゃえ★」
奏がいつも以上に楽しそうに加奈の問いに答える。
いやいや…
たぶん今の質問は慎にしたんであって、奏にしたわけじゃないと思うよ……
「じゃぁいくよぉ!」
加奈が不適な笑みを浮かべ、刀を足に向けた。
「勝手に話を進めるなぁ!」
うん、その言葉は妥当だよ。
次の瞬間、加奈は躊躇無く慎の足に刀を突き刺した。

