「悪かったよ雅也。
許してくれって。」
力哉と進が俺の横をついてきながら言う。
「なぁ雅也。
考えたんだけどさ。
魔法使いがくれる武器なんだ。
炎を操る能力なんてどうだ?」
俺がことごとく無視をしていたら、力哉が提案した。
俺は、普通にライフルとかしか考えてなかった…
そっか…
何でもありなんだ…
てか、考えてくれていたのか?
俺は、力哉を妬んでいたことを恥じた。
力哉は俺の親友だ…
その事実は、何があっても変わらない…
そして、俺は深く心に刻んだんだ。
このまま帰ってこれなくても、力哉や進の事は一生忘れない。と…
「ありがとう…
俺…」
何かが喉を駆け上がってくる。
そして眼からは自然と液体が流れ、頬を濡らした。
『どうやら決まったみたいだね!
エン ホノウ
炎……炎のネックレス贈与決定!
首からかけると、炎を操ったり、腕に纏わせる事で攻撃力を上げることができる。
ただ、使いすぎるとスタミナ切れで倒れちゃうけどね!
それじゃ!
頑張って!』
頭の中で響いている声は、紛れもなくリュウ・ハドイルだった…
そして次の瞬間…
俺の手の中には、小さな箱があった。

