「拒否権は無しかよ…
どうする水城?
ガチのサバイバルみたいだぜ?」
利輝が茶色い髪を掻き上げ、ニヤニヤと笑いながら水城に話し掛ける。
水城と利輝には、恐れという感情は無いのか?
これから生死を掛けたサバイバルをするのに…
「とりあえず、みんな武器や防具を考えよう。
素手より全然良いし、貰えるものは貰ったほうが良いだろ?」
何でそんなに冷静なんだよ紘佑…
それに、リスク無しで何かを貰えるなんて信じていいのか?
罠とかじゃないのか?
でも…
「早く決めないと…
もし決まらなかったら、何も貰えないのかな?」
由紀が荒い息をしながら顔を真っ青にする。
そっか…
考えるだけなんだ…
罠を掛けようもないじゃないか。
「とにかく、みんな無事に帰ってきてくれ…
頼むから……
頼むから死なないでくれ…」
力哉が力無く声をかけてくれている。
そっか…
力哉は一緒には来ない…
危険に曝されないんだ…

