「い、いやいや…冗談「マジ」
そ、即答ー!
一言言うと私を引っ張りながら歩き始めた
ちょ、ちょ、ちょー!!!
マズイよ!マズイよ!
襲われるー!(汗)
「あのっ!私は大丈夫だから!慣れてるし、平気だから!」
焦り具合がバレバレだったのか、木瀬くんが不機嫌そうな顔で
「…襲うとでも思ってんの?」
その通りですとも!
公園で野宿したほうがマシ!
「安心しろ、襲わねぇよ」
それだけ言うとまた歩き始めた
え……
ぶっきらぼうな言い方だけど私は何も言えなくなった
それにね?
私の歩幅と合わせて歩いてくれたり、
自分の上着を脱いで貸してくれたり……
不器用な優しさに戸惑いを隠せなかった───……
