優しく包む空気に波の音 目を閉じて波の音を聞いてるとすごく気持ちよくてついつい寝てしまった 耳元で何か音がして目を覚ました 目を開けるとさっきの温かい太陽が夕日に変わっていて誰かの手が見えた 起き上がると月城くんは制服姿で私の隣に座って夕日を見ていた 「随分待たせちゃったみたいでごめんな」 「ううん!!全然平気」 寝てたのを見られて恥ずかしくて月城くんの方が見れない 「そっか、それならいいんだけど」 「今来たの?」