いきなりの事だったから私は何も言えなくて、ただ月城くんの澄んだ瞳を見つめていた 「中学の時からずっと好きだった。 でも天宮さんとなかなか話せる機会が無くて…。 中学卒業して違う高校に入って忘れようとしたけど、無理で。 学校帰りに偶然電車の中で見かけた時にやっぱり 好きだって思った」 月城くんは真剣な表情で言った 私は月城くんから目を逸らさずジッと見つめていた