月城くんがそんな事を言うから 恥ずかしくて真っ直ぐ見れなかった 最後の大きな花火が打ちあがって夏祭りは終わった 最後の花火が消えた後も私たちはしばらくその場を動かなかった 「初めてちゃんと花火見てよかった」 景色を見たまま月城くんがポツリと言った 「そうなの?」 「夏祭り自体は学校のやつらと何回か来たけど花火までは見たことなかった」 「友達とかと夏祭り来るんだね」 「他のやつが女子と回ったりするから別行動したり…」 「えっ?」