その様子を見て月城くんは 「今日はもう帰ろうか?」 「…うん」 本当を言うと最後の花火が見たかったんだけどな… 仕方ないよね… それに月城くんは私を気遣ってそう言ってくれてるんだよね? 月城くんは私の手をぎゅっと握るとゆっくり歩き出した