私と彼の365日


月城くんの声を聞いて安心したせいか震えが止まらなかった


月城くんは震える私をさらにぎゅっと抱きしめた




「怖い思いさせてごめんな…」


小さく月城くんは呟いた



「…違うの。
…月城くんのせいじゃない


月城くんは何も悪くない…」


振り絞るようにして言った




「あの男に何かされた?」


「何もされてない…。
月城くんが助けに来てくれたから…」