「うーん。御利益って言うより天宮さんのおみくじがほしいだけ」 月城くんは意味ありげに微笑むと私の手からおみくじを取って先に歩き出した 私は月城くんが言っている事がよく分からなくてしばらくその場で立ちつくしていた すると先に歩き出していた月城くんが振り返って 「置いてっちゃうよ?」 「う、うん」 私は月城くんの後を追った 私のおみくじがほしいってどういう事なんだろう?