差し出したのはきれいな金魚が入った袋だった 「これ…」 「天宮さんいつも金魚すくいするけど 取れないって言ってたから」 そう言えばその話したかも 「私のために…?」 「うん」 私は黙って金魚を見つめていた 「うれしくなかった?」 月城くんが心配そうに聞いた 「ううん、すごくうれしい!! ありがとう」 私は金魚が入った袋を受け取った 月城くんが私のために取ってくれたって 思うとすごくうれしかった