私と彼の365日


「そういうこと言わない!」


そう言って紗弥のほっぺを両手で挟んだ


「ごめんなさ~い!!」


私たちがじゃれているうちに待ち合わせの
10分前になっていた


「ヤバッ!!もうこんな時間!!
夏実、早く!」


紗弥は素早く下駄をはいて私を呼んだ


「ちょっと待ってよ~!!」




待ち合わせ場所まではそんなに離れてないけど、走っても待ち合わせの時間に間に合わないかも


それに浴衣で歩幅が小さくなって上手く走れない




待ち合わせ場所に着いた時には
もう月城くんは着いていた