「これで大丈夫」 手当てを終えて月城くんの方を見ると俯いたままポツリと呟いた 「意外…」 「えっ?」 「手当てとかできるんだ」 「手当てぐらいはできるよ」 「なんかそういうのできなさそうだったから」 「そう…かな?」 私が少し考えていると月城くんはふふっと笑うと 「じゃあ、俺そろそろ部活に戻るわ」 そう言って長椅子から立ちあがった