私と彼の365日


ドアにもたれていた私はそのまま後ろに倒れそうになった


でも、倒れる前にドアを開けたであろう人に
ぶつかって倒れはしなかった




そうっと後ろを振り返ってみるとあの人が立っていた




ビックリしてそのまま動けずにいると


「重いんだけど…」




我に返った私はパッと飛びのいて
頭を下げた


「す、すいません」


「別に…」



彼はそう言い残すとさっさとどこかに行ってしまった