私と彼の365日


チャイムの音で私は目を覚ました



「あれっ?今のってなんのチャイム?」


目をこすりながら中庭にある時計を見ると午後の授業の始まりの時間だった


寝起きで上手く頭が回らなくて
一瞬分からなかったけど授業の始まりだって分かった瞬間ベンチから飛び起きた




「どーしよう!!
いつの間にか寝ちゃった!!

午後の最初、数学の怖い先生なのに!!
どーしよう、怒られる~!!」



慌てふためいている私の横から男の子の声が聞こえた



「落ちつけよ」



「…え?」