お前が、上目遣いで可愛い事言うから…!
せっかく最後はかっこつけて終わろうと思ってたのに、台無しじゃねえか…!
「叫心?叫心!?」
「…」
俺はあまりの照れくささで、顔を見せられなかった。
その返事の変わりに、更に強い力であいつを抱き締めた。
本当に俺はとんでもない小悪魔に捕まってしまった。
…いや、最初から捕まりたかったのかもしれない…
いつも目で追いかけて
今日を夢みてた。
こうやって両想いになる日を
ずっとずっと夢みてたんだ…。
もう泣かさない。
もう悲しませない。
俺が俺の全部でお前を守るから。
お前を絶対離さない。
やっと捕まえたんだ。
俺の小悪魔。