しばらくは送る送ると言っていた二人もあたしが首を横にふりつづけ諦めた。 今、あたしは家の近くの公園まで歩いて帰っているところだった。 夜ご飯、カップ麺も飽きたな。 あたしがそんなことを考えていると。 ……パン!!………パン!!……… 何か音が聞こえる。 音のする方へ進んでいくと、 そこには、小学生くらいの男の子二人がテニスコートでテニスをしているところだった。 懐かしい。 あたしは、無意識の内にフェンスの扉を開け、テニスコートに入っていた。