風神I





うるさい。




ただ眠りたかっただけなのに。何でこんなにうるさいの。





あたしは、場所をかえようと思い立ち上がって屋上から出ようとした。





すると…





「あっ!!ねぇ、ちょっと待ってよ!!少し話さない?あたしあなたと喋って見たかったの!!」




あたしが出て行こうとしたのにきずいた女の人が声をかけてきた。





どうしようと悩んだけど、結局もう少し屋上に残ることにした。






もといた位置に戻り腰をおろす。




女の人は嬉しそうに微笑んでいた。




なにを話すかわからないあたしはただ黙ってボーと空を見上げているだけだった。