あたしが誰と一緒に登校ようと関係ないでしょ!!
あんた達みたいにパンダになるよりは地味女の方がましよ!!
あたしは心の中でそう思っていると、
「真城、気にするな。あいつらあんなことしか言えないんだよ。」
何も言わないあたしが傷ついてると思ったのか、氷真が声をかけてきた。
残念だけどあたしはそんなこと言われたって傷つくようなやつじゃない。
「あたしの席ってどこかわかる?」
何も聞こえてなかったかのようにあたしは聞いた。
「えっと、俺の後ろの席だから窓際の一番後ろだ。」
氷真は少し慌てながらも答えた。
やった。一番いい席じゃん。
あたしは自分の席へ向かった。

