「何であそこだけ甘い空気なんだよ。」




「俺達邪魔だね。」




「風雅が照れてるの初めて見たー!!」




「衝撃的瞬間!!あれ写メして売ったら絶対売れる!!」




みんなが離れた位置でそんなことを言ってたなんてあたしは知らない。




次いでに言うと、空良によれば今日一日風雅の機嫌がよかったらしい。





そんな変化にあたしが気づくはずなく何事もないまま一日が終わった。


















あたしの心では水埜さんが言った、




「信じる」




その言葉が残っていた。