「楽しみにしてます。」 あたしはそう答えた。 水埜さんはそんなあたしを嬉しそうに見て言う。 「あたしは何時でもあなたの味方よ。」 その言葉に少しだけ勇気を貰えた。 「じゃぁ、そろそろ屋上まで送るわ。」 水埜さんは立ち上がる。 「あたし、一人で行けますよ。」 「ダーメ!!また女達に絡まれるわよ!!」 本当に心配性のお姉さんだ。 「ほら、行きましょ!!」 水埜さんはあたしの手をとって歩きだす。 諦めてあたしは水埜さんと一緒について行った。