「当たり前よ!!それとはい。」
水埜さんは手帳くらいの大きさの紙に何かを書くとあたしに渡した。
それには誰かの電話番号とメアドが書かれている。
「あたしのアドレス。あいつ等から携帯貰ったんでしょ、何かあったら何時でも連絡して。」
あたしは水埜さんから貰った紙をポケットに入れた。
「水埜さん、ありがとう。」
頼りなお姉さんが出来たような感覚がした。
「何だか妹が出来たみたいね!!」
あっちも同じらしい。
「そうだ!!今度二人で遊びに行きましょ、勿論あいつ等は抜きで!!」
ハートがつきそうな勢いで水埜さんが言ってくる。

